ヒオドシチョウのお産に立ち会ったぞ~

先日のこと、里山に行ったらkunichanが先に来ていたので、二人で歩いていたら目の前の散策道から『ヒオドシチョウ』が飛び出しました。
私「あれ?これってこの前と同じ場所だ~」前にもここから飛び出したのです。前回はそのまま遠くへ行ってしまいましたが、今回は目の前の柳の周りをず~っと飛び回っています。


kunichan「ヤナギって食草?」 私「よく知らないっす」 kunichan「確かそんなようだった気がする」私「だったら今から産卵?だって今まで夏にここで成虫を見たことないじゃん!?」

しばらく見ていると何と何と、目の前1mのそれも目の高さに止まりました。止まったらソワソワしていてそれから2分後にジ~ットして動かなくなりました。
私「うわ~シャっターチャンスじゃ~」とバシャバシャ! あれ? レンズ越しに見ているとどうやら腰を曲げている様子。「え、ええ~?! こ・腰を曲げちょる~!」

しばらくしてから、そ~っとそ~っと注意深く枝を持って手前にたぐり寄せてよ~く見ると、 何と何と間違いなく産卵?!
「ええっ?ぎょえ~~~~!!」こんな目の前で? 50cmしか離れていないのに、まったく動く気配がありません! 産卵し始めるとそちらに専念? 見ている二人の方が唖然!声も出ません!
そのまましばらく見ていても変化がないので、ちょっとよその巡回に。
戻って来たら・・・「おおっまだいるじゃん!」 数は数えてないけど多分一度に200以上は産んだようです。


そこで帰ってから調べてみました。
①食草にはニレ科の他に、確かに各種のヤナギ科と書いてありました ②卵は塊状に産み付けられ、2~3頭が合同産卵した報告がある ③幼虫は群生する ④年1回 暖地では5月下旬~6月上旬に羽化し、羽化当時は盛んに活動するがまもなく休眠に入り、夏の酷暑期およびそれ以降にはふつうその姿を見つけない

あとはつたない推測ですが、夏型はここらでは見たことがないので①もしかしたらここでの産卵は初? ②羽化後もここにいたのに見落としてた? ③産卵したらすぐに寒冷地(高地で、このあたりなら水窪など)へ飛んでいく?

いずれにしても産卵している所に立ち会えたのはスッゴイことだと2人で感激でした!
だってこのヤナギだけど、高さも横幅も5mくらいあるのにわざわざ目の前で産卵してくれたのですから!

それにしてもどうしてこんな てんこ盛り に産むのかな? これじゃあ下の卵は幼虫が出てこれないじゃん! フ~ム、さては上の卵が寄生蜂とかにやられても、下の方の卵だけはその被害を逃れようという戦略じゃな? 誰か知ってたら教えてね!



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